
本部長のオススメ本
十数年前になりますが大阪地検特捜部による冤罪事件で半年近くも拘置所に勾留されながらもその後無罪判決を勝ち取り、さらに官僚生活の最後は「事務次官」にもなった村木さんの本です。詳しくは本書を読んでいただくとして不祥事を起こす組織の共通点は「間違いを認めない」「プライドが高い」「外との交流が少なく、同質性が極めて高い」との指摘はとても鋭いと思いました。現在は困難を抱える若い女性を支える「若草プロジェクト」、累犯障害者を支援する「共生社会を創る愛の基金」等の活動をされているそうです。
日本型組織の病を考える |
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村木厚子 著 角川新書 832円 |